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「裏切り者」から読み解く「醜い」台湾政治の美点
特集「緊迫 台湾情勢」の他の記事を読む 台湾内政の緊張が続いている。先月から野党の中国国民党と台湾... 特集「緊迫 台湾情勢」の他の記事を読む 台湾内政の緊張が続いている。先月から野党の中国国民党と台湾民衆党が提出した立法院(国会)改革法案をめぐり、議会では乱闘騒ぎが相次ぎ、立法院周辺で大規模なデモが起きた。 これら抗議活動は「青鳥行動」と呼ばれている。その経緯や争点については6月6日配信の劉彦甫氏の解説コラム「やはり中国が影響力を行使?悩ましい台湾政治」に詳しい。 怒りの矛先を向けられた民衆党の政治家 筆者は日本にいたため現地の様子を直接観察できなかったが、報道やSNSの発信のほかYouTubeに投稿された現場の映像をみる限り、若い世代が積極的に街頭に出て声を上げたことがよくわかった。また台湾社会には若者たちの今回の行動を支持する雰囲気があり、シニア世代で現場に駆けつけた人の姿も見られた。台北市の地下鉄はデモ参加者が帰宅できるように終電を増便したという。 2024年1月の選挙の結果、台湾で