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JXと東燃ゼネが統合、石油再編は最終章へ
再編ドミノが止まらない。 石油元売り業界首位のJXホールディングスと同3位の東燃ゼネラル石油は、早け... 再編ドミノが止まらない。 石油元売り業界首位のJXホールディングスと同3位の東燃ゼネラル石油は、早ければ年内合意を目指して、経営統合の交渉に入った。両社は「さまざまな経営上の選択肢を模索」(東燃ゼネ)、「現時点で決定した事実はない」(JX)としている。が、複数の関係者はJXが東燃ゼネに対して統合の打診をしたことを、事実上認めている。 今年7月には、2位の出光興産と5位の昭和シェル石油が、経営統合を表明したばかり。業界のガリバー、JXを追い上げようとしている。 JXと東燃ゼネには統合のメリットが少なくない。 製油所については、JXが7つ、東燃ゼネが4つ保有。大阪府ではJXの大阪と東燃ゼネの堺が、神奈川県ではJXの根岸と東燃ゼネの川崎が、地理的に重なる。経済産業省が過剰設備の解消を求める折、特にJXにとって、製油所統廃合や精製能力削減で合理化効果を生みやすい。 東燃ゼネにとっても、2012年に