畑に現れた「傷」 巨大女性器彫刻でジェンダー問題提起 ブラジル

ブラジル・ペルナンブコ州に出現したアーティスト、ジュリアナ・ノタリ氏の作品「ディーバ」。同氏提供（2020年12月22日撮影、2021年1月5日公開）。(c)Juliana NOTARI / AFP 【1月7日 AFP】真っ赤な巨大女性器の彫刻が、ブラジル北東部の畑に出現した。この彫刻は性的な意図はなく、保守的なジャイル・ボルソナロ（Jair Bolsonaro）政権下で特に難しくなっている、ジェンダー問題について議論を起こすことを目的としたものだ。 「ディーバ（Diva、歌姫）」と題された全長33メートルの作品は、アーティストのジュリアナ・ノタリ（Juliana Notari）氏が20人以上の協力を得て制作した。深さは6メートルで、内側はセメントで覆われており、完成までに11か月近くかかった。 ペルナンブコ（Pernambuco）州にあるサトウキビ畑を掘って造られた女性器は、「傷」にも見