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将棋、カントに通じる崇高さ 佐藤名人に迫った哲学者:朝日新聞デジタル
将棋ブームという追い風を受けて、棋士と人文学の研究者らがコラボレーションするイベントが相次いでい... 将棋ブームという追い風を受けて、棋士と人文学の研究者らがコラボレーションするイベントが相次いでいる。2月には、佐藤天彦名人と糸谷哲郎八段が哲学者と共にトークイベントに臨んだ。普段、ファンが対局に向ける視線とは異なる角度から、将棋の魅力が語られた。 2月25日。時事問題やサブカルチャーなど様々なテーマのトークイベントが開かれる「ゲンロンカフェ」(東京都品川区)に、佐藤と糸谷、そして糸谷の大阪大大学院時代の同級生である哲学者の戸谷洋志さんが集まった。糸谷と戸谷さんの対談をまとめた「僕らの哲学的対話 棋士と哲学者」(イースト・プレス)が昨年12月に出た際、佐藤が推薦文を寄せたことが縁で企画された。チケットは事前に売り切れ、約100人が聴き入った。 同書で取り上げられたテーマに沿って、話が進められた。冒頭、戸谷さんは佐藤と糸谷に、自身が持つ勝負哲学について質問した。糸谷は「勝利を求める考え方と、正
2019/03/15 リンク