ノーベル賞の本庶さん、対価めぐり小野薬品工業と対立：朝日新聞デジタル

がん免疫治療薬「オプジーボ」につながる研究で２０１８年にノーベル医学生理学賞を受賞した本庶佑（ほんじょたすく）・京都大特別教授と、薬を販売する小野薬品工業が、特許の対価をめぐって対立している。隔たりはなぜ生まれたのか。 本庶さんは１０日、京都大で会見を開き、対価をめぐる交渉の詳細を初めて明らかにした。「公正な産学連携のモデルをつくらないと日本のライフサイエンスがだめになる。若い研究者がやる気を失ってしまう」 本庶さんは１９９２年、免疫のブレーキ役となる分子「ＰＤ―１」を突き止め、その後、がん免疫治療に応用できる可能性を示した。この成果を元に０３年、小野薬品と共同で特許出願した。 その後、同社は米製薬大手ブリストル・マイヤーズスクイブとオプジーボを共同開発。米調査会社によると、同様の薬も含めた市場規模は世界で１７年に１・２兆円まで成長。２４年に４・５兆円と予測されるほど、がん治療を大きく変え

[kanjin30203]

記事でも収益は後輩育成に役立てたいて言ってる。研究成果で儲けてるのに還元しない製薬会社、基礎研究を軽視する国という環境じゃこういわざるを得ないのでは？

[natu3kan]

今の新薬開発って膨大な開発費用かかるから、莫大な利益が出そうでもお金だしたくないのはわかる気がする。あと製薬会社的には最初の契約の時点で話は終わってるから、今思えば安い買い物できたなって所も

[kamenoseiji]

オプジーボは小野薬品工業の売上の大半を占めている。対価を払うことが本当に「株主に説明するのは難しい」のか？ https://www.ono.co.jp/jpnw/ir/pdf/j_houkoku/71mid/07.pdf

[luspha]

公正な産学連携と言うけど, 計画が失敗した時のリスクなんて負っていないに等しいのでは? リターンだけ寄こせと?　"小野薬品も, がん免疫治療の有効性が確立していなかった段階で, オプジーボ製品化に数百億円を投資"

[a1ue0]

原作マンガが映画会社に100万円で買いたたかれる話とちがい、これは２６億も払ってもらえるのに不満だと。教授は研究が失敗したらその損失の金を払うんですかね。リスクは企業持ち、成功は自分のものみたいな話。

[ite]

日本企業ではPh.Dも他の社員とほぼ同じ給料。その上成果が出ても「好きなことやってるだけだろ」「生意気」と無視される。日本の科学技術の発展のためには、研究者が自由に研究できるだけの金を用意する必要がある。

[tekitou-manga]

契約盾に無碍にするのは簡単だけど、いっちょ太っ腹なところみせといたほうがいいんじゃないんですかね。産学連携時の契約、難しそうではあるが学のほうにも正当な対価がいくようになってほしい

[enemyoffreedom]

まぁ資本の貢献は定量化が簡単だが才能の貢献は定量化が困難なので買い叩かれがちよね

[REV]

こういうのを防ぐために、新薬開発時には「新薬ファンド」を設立し、必要な分だけ証券買って貰えばよくね？半分買えば、利益の半分は手にできる（なお、半分証券買うと１０００億円）。

[vox_populi]

見ていて痛々しい話だが、学者が自分の性に合わなくてもこういう主張をしなければならないほど、政府は大学の研究費の予算を削りつつあるということなのだろう。自分の欲得づくでやっている話でないことは明白。

[jpmccartney-jo]

中村修二にも感じたが、実に強欲爺さんだ。。(・_・;)　２６億が不満で８３０億寄越せと。。(*_*;　⇒“小野薬品は０６年の契約に基づき、本庶さんへの対価約２６億円を法務局に供託したが、宙に浮いたままだ。”