漂う展示 浮かばれず：朝日新聞デジタル

海はエラい 廃校水族館通信 定置網漁師さんから旗の付いた浮きをもらった。沖合で漁をしている最中に漂流していた浮きを拾ったようだ。 この浮きははえ縄等の漁法で使われていたものと思われる。少なくとも定置網用ではないとのことだった。 浮きにはエボシガイが付着していることから、漁師さんは「ゆでて食べたら？」と言っていたが、エボシガイの展示になるかも知れないとプールに浮かせている。 また、シイラ漬けや浮き漁礁のように浮遊物に集まる習性のある回遊魚を狙う漁法もあることから、プール内のブリやサバが浮きの周りをぐるぐる回ったら面白いかも知れないと思った。今回の浮きのように、沖合の浮遊物や網などにはエボシガイの他に貝や海藻等も付着する。そして、それらを食べるためや、隠れ家として集まる魚も居る。 設置してまもなく、ブリやサバはほとんど関心を示していなかったが、クロメジナやカゴカキダイがよく集まっている。このよ

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我々としては面白い展示だと思っていた。しかし、プール掃除などで職員が近くに居ても、見学者からは「あの浮きはなんですか」といった質問が全く無い。見学者にスルーされる浮いた展示になってしまったようだ。