ゴリラに見る人間社会の起源 山極 寿一 氏

本対談記事は、アットホーム（株）が全国の加盟不動産会社に向け発行している機関紙「at home time」に毎号掲載の同名コーナーの中から抜粋して公開しています。宇宙科学から遺伝子学、生物学、哲学、心理学、歴史学、文学、果ては環境問題 etc.まで、さまざまな学術分野の第一人者が語る最先端トピックや研究裏話あれこれ・・・。お忙しい毎日とは思いますが、たまにはお仕事・勉学を離れ、この「こだわりアカデミー」にお立ち寄り下さい。インタビュアーはアットホーム社長・松村文衞。1990年から毎月１回のペースでインタビューを続けています。

[kappaseijin]

番長クラスが喧嘩してる時に先生が止めに入ると鬱憤が溜まるけどクラスのお調子者がちゃかすとうやむやに終わるってアレか。

[t_f_m]

"──ゴリラとチンパンジーは近縁なので、共存すると喧嘩が起こるのでは？ 山極　ところが最近の研究で、彼らはほぼ同じ場所に住み、同じ物を食べているという事例がいくつか報告されています。"

[kkbt2]

「脅されても、そこで逃げないことが大切」「仲間ではなく、ゴリラのルールをわきまえる一種の動物と認識してくれる」「顔の見つめ合いによって、弱い者は意思を主張し、強い者はそれを読み取ろうとします」