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新型コロナ禍でテレビが招いた“純粋バカ”による大暴走
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新型コロナ禍でテレビが招いた“純粋バカ”による大暴走
ネット、とくにSNSの影響力が強まったと言われるが、まだまだテレビが人々に及ぼす影響は大きい。新型コ... ネット、とくにSNSの影響力が強まったと言われるが、まだまだテレビが人々に及ぼす影響は大きい。新型コロナウイルスの流行に伴う混乱のなかで、テレビ報道によって出現した現象について、ネットニュース編集者の中川淳一郎氏が読み解く。 * * * 有事の際、報道はいかにあるべきかが新型コロナ禍の中、ネットではしきりと議論されるようになった。その筆頭は2月末に発生した「トイレットペーパー買い占め騒動」だが、4月末になってもトイレットペーパー及びティッシュペーパーの品薄状態は収まっていない。 この件の発端は、ツイッターで発せられた「紙製品を作っている中国の工場がストップしたからトイレットペーパーがなくなる」といった説とされている。だが、東京女子大学現代教養学部教授で社会心理学者の橋元良明氏は『女性セブン』の取材に「今回の買いだめ行動は、SNSよりも圧倒的にテレビの影響が大きいと見ています」と述べている(