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【忘れない、立ち止まらない 東日本大震災から5年半】外野からの「非難」電話は非常時の妨げ 想像力欠く正義感は人災でしかない
★(1) 「日本は“災害列島”だ」。4月に発生し、今も収束をみない熊本震災、そして、8月30日に観測... ★(1) 「日本は“災害列島”だ」。4月に発生し、今も収束をみない熊本震災、そして、8月30日に観測史上初めて本県(岩手)へ上陸した台風などを受け、つくづくそう思う。 台風10号により、東日本大震災で打撃を受けた地域に、またも大きな被害が及んでしまった。一度激甚災害に見舞われた場所であろうと、大自然が持つ辞書に“おめこぼし”という言葉はないらしい。 しかし、もっとひどいのはその後である。洪水や土砂災害で無念にも犠牲者が出てしまった自治体へは、電話回線が復旧した途端、首長や職員の責任を問う「おしかり」や非難の電話が、「外野から」かかってきていると聞く。 間違った正義感を、間違った方向へ発揮する人はどこにでもいるものだなと思う。よくそんな自信たっぷりに他人を責められるものだと不思議でもある。きっと、生まれてから一度たりとも失敗をしたことがないのだろう。 事が起きてから相手の不備を指摘し、対処で
2016/09/08 リンク