ギガA-D/D-A内蔵FPGA、Xilinxが16nmで出荷へ

米Xilinx社は、4Gサンプル/秒の12ビットA-D変換器、6.4Gサンプル/秒の14ビットD-A変換器を1チップに収めたFPGAを2018年夏に量産出荷する。まずは16nm FinFETプロセスを、その次のプロセスには10nmではなく7nmの FinFETを使う予定である（関連記事1）。5G（第5世代移動通信システム）基地局のRF部、ケーブルモデムのPHY部（物理層部）、レーダーシステムのRF部などで、RF信号を直接デジタル信号に変換する。RF回路向けにASICやASSPが提供されていない「すべての市場を狙う」（同社 Communication Business(Wired & Wireless) DirectorのGilles Garcia氏）。