【第3回】開発フェーズで考慮すべき事項とは

今回は、開発フェーズのうち外部委託やユーザーガイドの書き方、工場での生産管理、新技術への対応などについての検討事項を解説する。 外部委託先に求めるセキュリティー対策 開発フェーズにおけるセキュリティー対策では、自社の開発チーム内だけでなく、製品開発に関わる社外の環境についても考慮しなければならない。特に組み込みシステムの開発では、大規模化や開発コスト抑制などの目的で開発を社外に委託するケースが少なくない。その場合、委託先にも自社と同様の取り組みを求める必要がある。 しかし現実には、双方の文化の違いなどによって同じ基準をそのまま適用するのが難しいことも多い。地理的に離れた場所で開発が行われる場合には、コミュニケーション不足などの原因によりセキュリティー意識の徹底が不十分なケースもある。コーディングやレビューの実装ルールに関する意識が行き渡っていなければ、ミスが見過ごされるなどして脆弱性が入り

[myitnews]

【第3回】開発フェーズで考慮すべき事項とは（組み込み機器のセキュリティー確保術）