【Symposium/ITxpo】「セキュリティへの投資はビジネス価値を生む」とガートナー

情報セキュリティ対策への投資というと，「直接的な収益を生まない」という後ろ向きなイメージが強い。だが「それは違う」という意見もある。 米ITリサーチ会社ガートナーのリサーチ バイスプレジデントで，セキュリティ分野のアナリストでもあるエリック・アウレット氏は「セキュリティへの投資はビジネス・バリュー（価値）を生む。その組織の経営力が高まるからだ」と強調する。 例えば，「安全・安心」を売りにするホテルは，セキュリティ設備を強固なものにするために投資するだろう。鉄工所で作業をするときには，しっかりとした防護服を着る。アウレット氏はいくつか例を挙げつつ，「バリューを生むための活動には，しかるべく設備が必要。情報セキュリティ対策もそれに類するものだ」と説明する。 当初，ネット・ビジネスはセキュリティ上問題があると言われてきた。しかし，ファイアウオールやVPN（仮想私設網），IDS（侵入検知システム）

[shayash]

コンピュータやネットは危険なものという認識が必要