【尖閣国有化】中国、大陸棚拡張を申請へ 日本をけん制する狙い - MSN産経ニュース

中国外務省は１６日、同国政府が東シナ海の海洋権益をめぐり、沿岸から２００カイリを超える海域に大陸棚の拡張を求める大陸棚境界画定案を国連の大陸棚限界委員会に提出すると発表した。 拡張が認められれば２００カイリ外でも海底資源の開発権を主張できる。海洋権益拡大を目指す動きを活発化させ、沖縄県・尖閣諸島を国有化した日本政府をけん制する狙いがある。 中国政府は２００９年５月、大陸棚の拡張を求める調査資料を既に同委員会に提出している。今回は具体的な画定案を提示し、同委員会に審査を求める方針。 中国はこれまで一貫して大陸棚は沖縄トラフ（沖縄近海の海溝）までと主張しており、画定案も従来の主張に沿った内容とみられる。 中国外務省は画定案の提出時期を明言していないが「国家海洋局の技術的な準備は既に整った」と表明している。（共同）