スポーツナビ | サッカー｜Jリーグ｜コラム｜松本山雅、監督解任に潜むもの（１／２）

ベンチから情熱的な指示を送る松本山雅の吉澤監督。突然の解任はファンに衝撃を与えた（写真は前期第７節のもの）【宇都宮徹壱】 松本山雅ＦＣの吉澤英生監督が今月６日付で解任された。後任にはＧＭ（ゼネラル・マネジャー）の加藤善之氏が就任するという。そのニュースを私が知ったのは、７日の夕方のこと。キリンカップの取材で、横浜国際のメディア受付の行列に並んでいた時に、たまたまツイッターを斜め読みしていて、このニュースに接した。「ずい分と急だな」とは思いつつ、一方で「さもありなん」と感じるところもあり、何とも複雑な思いである。８試合を終えた時点での松本は、２勝３分け３敗の１２位。まだまだ挽回（ばんかい）の余地はあると思うのだが、クラブのフロントの危機感は思っていた以上に深刻だったようだ。 今季がＪＦＬ２年目。Ｊリーグ準加盟の松本は、アルウィンという素晴らしいスタジアムを持ち、ホームゲームの平均入場者数３

[obata_hiroshi]

「フィリップ・トルシエやジーコといった歴代日本代表監督も、松田という強烈な個性を生かすのに相当の苦労を強いられている」