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黒塗りさえも出てこなくなった ― 政府の秘密は不存在
特定秘密保護法の下、権力にとって不都合なことは、「存在しない」ことにできることが分かった。 「IS人... 特定秘密保護法の下、権力にとって不都合なことは、「存在しない」ことにできることが分かった。 「IS人質事件」をめぐる政府の対応について、フリージャーナリストの林克明氏が政府に情報開示を求めたところ、「不存在」という回答が返ってきた。 きょう東京地裁で行われた「特定秘密保護法・違憲訴訟」の証人尋問のなかで、原告の林氏が明らかにした。 林氏は「人質解放交渉」と「安倍首相のカイロ演説に関する周辺情報」の2件について内閣府に情報開示請求をした。 内閣府副官房長官補の名前で返ってきた回答は「『当該行政文書を作成または取得しておらず、保有していない』不存在」。 情報開示請求に対してこれまで政府は「黒塗りの書類」で回答していたが、特定秘密保護法の施行後は黒塗りさえも存在しなくなった。 政府にとって不都合な事、それ自体が存在しなくなったのである。秘密さえも存在しないのだ。 人質事件の対応のまずさは、安倍政
2015/06/04 リンク