「放射能がうつる」「福島に帰れば」 原発避難者が耐えるいじめ

福島県立ふたば未来学園高等学校の演劇部（2017年2月22日撮影）。(c)AFP/Kazuhiro NOGI 【3月10日 AFP】関根颯姫（Satsuki Sekine）さん（15）の家は、2011年の東日本大震災の津波に破壊され、続く原発事故のパニックの中で家族は避難した。しかし関根さんにとって震災以上に残酷だったのは、避難した先の地域で受けたいじめだった。 関根さんの新しい同級生たちは同情を示すどころか、言葉の暴力を浴びせた。弱者や周りと違う人がのけ者にされやすい日本でよくみられる差別の一種だ。「『福島の子だから』とか『放射能がうつるから』とか」──事故を起こした福島第1原子力発電所から遠く離れた避難先で、関根さんはこうした言葉でいじめられ、それに耐えた。 自宅が地震で半壊して津波に流された上に「原発事故まであって、精神的にもきていて。親戚の人も津浪に流されて死んでしまって」と関根さ

[ustar]

“福島の被災者に着せられる汚名は、生き残った被爆者に対する苛酷な仕打ちの歴史の繰り返し”つまりこういうことが必ず起こるという前提で物事を考えないといけない

[junpei191]

“日本の教育システムは個性を抑えつけるために、周りと違う子どもがいじめの対象になりやすい”教育勅語が問題だと言われる理由の一つでもあるな。多様な価値観を認めない社会は怖い。

[paravola]

こうした問題の一因は、原発事故の責任が追及されないため、日本人の多くが避難してきた人々を「被害者」とみなしていないこと／「何かを言うと、逆に不利益な立場というか、国に批判的に受け取られてしまう」

[despair0906]

日本は秩序だった社会と行儀の良さで有名な国だ。しかしそれはうわべで、その後ろには窒息するような集団意識があり、そこからはみ出る者へのいじめにつながる。

[Kitajgorodskij]

被害者扱いされていないのかのかも知れない。が、被害者扱いされたとしても世間での「正しくかわいそうな被害者」の理想から外れると叩かれるぞ？

[hozho]

「危機を乗り越えようという連帯感が日本全国に広がり、多くの自治体が避難者を受け入れた。団結してまとまろうとする合言葉が「がんばろう、日本」だった。だが、現場レベルでの避難者への対応は冷たかった。」