タブー解禁「大人の展覧会」 春画展、京都で６日開幕：朝日新聞デジタル

日本初の本格的な「春画」展として、東京で話題を呼んだ展覧会が６日、京都で開幕する。性の営みを赤裸々に描いた春画の関西初の大規模展で、「１８禁」での開催。約２１万人を集め、ブームの立役者となった東京展の再現となるか。 東京の春画展は昨年９～１２月、私立美術館「永青（えいせい）文庫」で開かれた。１８歳未満は入場禁止だったが、男女を問わず、若者から高齢者まで連日の盛況ぶり。１９７２年の一般公開以来最高の２１万２２０人を集め、一般的な展覧会の倍以上という約２割の人が図録（税込み４千円）を購入した。 文庫は細川護熙（もりひろ）・元首相が理事長を務め、熊本藩主だった細川家の文化財を所蔵・展示する。大英博物館で２０１３～１４年の３カ月に約９万人を集めた春画展を日本へ巡回させようと、関係者が会場を探しあぐねる中、「義俠心（ぎきょうしん）」（細川氏）で開催を名乗り出た。 京都展は、大阪の実業家、細見家の収集