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河北新報 東北のニュース/強い放射能汚染直面 福島・双葉郡の農家
強い放射能汚染直面 福島・双葉郡の農家 耕作することができない警戒区域の水田。稲穂ではなく雑草が生... 強い放射能汚染直面 福島・双葉郡の農家 耕作することができない警戒区域の水田。稲穂ではなく雑草が生い茂る=福島県双葉町 重苦しい「収穫の秋」を福島県双葉郡8町村の農家が迎えている。福島第1原発事故から半年が過ぎたが、郡内の広範囲の土地が強い放射能汚染にさらされたまま。農業生産活動はほとんどゼロになっている。「避難先で黄金色の田んぼを見ると切なくなってくる」。古里に帰る見通しが全く示されない中で、農家としてどう生きていけばいいのか、厳しい現実に向き合うことを強いられている。(中島剛) ■今も鳴る電話 「(警戒区域内にある)大熊町の自宅の電話から転送で、携帯に時々ナシの注文が来るんです」。避難先の喜多方市のアパートで9月上旬、果樹農家の朝田義尚さん(37)が悲しげな表情を浮かべた。 原発から4.5キロの大熊町熊地区で、ナシを中心に2.5ヘクタールの果樹園を持っている。後継者となって15年、
2011/09/19 リンク