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顔を憎んで鼻を切れば、唇も消える: 死体のある光景 無修正版・新版 キャサリン・ダン 訳 大塚一軌
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顔を憎んで鼻を切れば、唇も消える: 死体のある光景 無修正版・新版 キャサリン・ダン 訳 大塚一軌
乾いた砂の上に、ちょうど顎下から切り取られた、顔だけの死体が置かれている。置かれているのではなく... 乾いた砂の上に、ちょうど顎下から切り取られた、顔だけの死体が置かれている。置かれているのではなく、正確には転がっているのだが、中央に映るその顔は真っすぐ前を向いており、僅かも傾いておらず、また眠っているような、薄目を開けてぼんやりとなにかを見ているような、いずれにせよ幸福そうな表情を浮かべているので、交通事故により切断された頭部だとは一瞬では判別しにくい。死体からは血が流れて砂地に沁みを作っているが、白黒写真のためそれも影にしか見えず、オブジェか絵画のようだ。被害者は若い白人男性。整った顔をしている。 裏表紙にプリントされたこの死の場面は、しかし、紛れもなく現実であって、それは他の角度から撮られた三枚の写真に、残酷なほど鮮明に映し出されている。一枚目は大破して横転した車と、その横に突っ伏した首無し死体、そして後方の道路に置かれた、いや転がった、被害者の端正な横顔だ。二枚目は胴体だけを撮影し