政府は24日、客にダンスをさせる営業規制の在り方を大幅に見直す風営法改正案を閣議決定した。法律から「ダンス」の文言をなくし、クラブ営業は店内の明るさ(照度)や営業時間に応じて新たに三つの類型に分けて規制する。店内を現在の規制よりも明るくすれば「風俗営業」の対象から外して朝までの営業を可能にするが、照度を変えない場合は現行通り規制される。具体的な営業時間や立地規制は都道府県の条例で定めることにした。一方でダンス教室は法律の適用対象から外す。 警察庁が設置した有識者会議が9月、クラブ内の照度で規制する新たな方針を盛り込んだ報告書をまとめていた。政府は今国会に改正法案を提出する。 現行のクラブは5ルクス超の照度が求められている。改正法案は映画上映前後の映画館の明るさに相当する10ルクスを新たな基準とし、これ以下は風俗営業の一つである「低照度飲食店」に分類。営業時間(原則午前0時まで)や利用年