秋葉原の通り魔殺人は論外かもしれないが、ネットで本来他人に見せるべきではない暗い素顔や感情を露にする人が増えてきているのは憂うべき問題だと思う。 人間というものは意外に心の底に拭いがたい悪意をもっていて、親しみ慣れた表現方法、つまり直接面と向かうような(口頭での)コミュニケーションでは、自分でも気がつかない心の闇がにじみださないように気をつけて、制御できるものなのだが、どうもネットのように新しい手段を手にしてみると、その辺の制御がまだまだできないものらしい。自分のブログだからうっかり筆が走るのだろうけど、それを多くの人が見ていることをもう一度考えるべきだろう。仮に無記名の書き込みとしても、さまざまな手段により、ある程度個人の絞り込みが可能なだけに、自分の小さな悪意(誰にでも潜む、あなたにも、そして僕にも)を隠し通す努力をしていかなくてはならないと思うのだ。 殺人予告や誹謗中傷を書き込む輩は