インタビューに答えるジェイムス・ヘイブンスさん=名古屋市中村区で2022年4月1日午後1時26分、井上知大撮影 あるラジオDJの降板劇に波紋が広がっている。「こんな扱いされるんだという悲しさ、さみしさ、悔しさ、腹立たしさはある」。3月31日に放送されたレギュラー番組の最終回で自らの心境をこう表現し、自身のフェイスブックでもラジオ局の対応を公然と批判。とても「円満降板」には映らず、後味の悪さだけが際立っている。人気FM局で何があったのか。 ◇降板告げられ「この先どうしよう」 騒動の舞台となったのは、東海地方で聴取率1位のFMラジオ局「ZIP―FM」(名古屋市)。1993年の開局以来、29年間にわたりレギュラー出演していたジェイムス・ヘイブンスさん(51)が今年1月、同局の浦出高史社長から若返りを理由に3月いっぱいでの降板を告げられた。 ジェイムスさんは「遅かれ早かれ、終わりが来ることは分かっ