2019年は7年ぶりのイチローの凱旋に日本が湧いた。 プレシーズンゲームとして、イチローが所属するマリナーズと巨人が試合を行ったのだ。 イチローは9番右翼で先発出場。 「9番打者」として試合に出るイチローに戸惑いを感じながらも、きっとイチローなら結果を残してくれるはずだと思いながらテレビを見ていた。 テレビは「イチロー尽くし」だった。 守備をしているときもカメラはイチローの姿を追いかけ、実況はイチローのことばかりを話していた。 そんなイチロー尽くしのテレビを見て違和感を覚えたのは僕だけではないだろう。 実況の人も解説の人も、誰一人として 「イチローが年齢によって衰えていること」 には触れない。最後まで褒めてばかりだった。 3回の守備ではイチローが魅せた。 往年とまでは言わないが、右翼から三塁までノーバウンドのストライク送球。 東京ドームが湧き上がり、ツイッターが盛り上がった。 テレビではイ
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