イギリス議会は日本時間の14日朝、EU=ヨーロッパ連合と何の取り決めもないまま離脱する「合意なき離脱」の回避を支持しました。「合意なき離脱」という事態はひとまず避けられた形で、議会は今後、離脱の延期の是非について議論を進めることになります。 政府は「今月29日の時点でEUとの合意がない場合に、合意なき離脱を見合わせる」と提案に条件をつけていましたが、投票に先立って超党派の議員が、期限を設けず今後一切「合意なき離脱」はないとする修正を加えました。 そして採決の結果、賛成321、反対278で「合意なき離脱」の回避は支持されました。 これによって、政府の離脱協定案を通すためにいわば切り札として「合意なき離脱」の可能性を残しておきたかったメイ首相の思惑は阻止された形となりました。 採決のあとメイ首相は、今回の採決に法的拘束力はないことを念頭に、「EUとの合意をまとめないかぎりは『合意なき離脱』にな