北沢昌代　美術と教育 interviewer:平田英莉奈 12号館6階　講師控え室にて 北沢昌代講師は、1990年から母校である武蔵野美術大学にて、教職課程の授業で教鞭をとられている。私立中高という教育現場において、23年もの間培われた経験・知識を生かした授業は、実践的な内容で、教職を履修している私たち生徒は、北沢講師から日々さまざまことを沢山学んでいる。そんな北沢講師が、美術科の教師になった理由、そして教育現場で知りえた知識や現場の生の声がを聞きたくて、今回インタビューさせていただくこととなったわけである。 まず、美術科の教師を目指すこととなったきっかけや経緯を教えてください。 武蔵野美術大学に入ったばかりのころは、「教員になりたい」といった明確な目的は特になく、大学に入ったのも「ただ絵を描きたい」という理由からでした。 ―その、美術を学びたいと思ったきっかけとはなんでしょ

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土屋マリア　人と向き合うデザイン 　～感じること、視ること、伝えあうこと～ 聞き手:西尾優里 １１月中旬、忙しい合間を縫って土屋さんは話を聞かせてくれた。美大を目指したきっかけ、浪人時代、視デの授業について・・・。23歳の今、彼女の過去から現在についてそっと触れてみた。 気軽なのりで言われた一言で美大に 西尾（以下N）:どうして美大を目指そうと思ったのですか？ 土屋（以下T）：高校時代、工芸の授業の中で"グラフィックデザイナーの人がどんなことをしているのか"っていうデザイナーのインタビュー記事が載っている「グラフィックデザイナーの仕事」みたいなプリントを渡されて。それまで私はグラフィックデザイナー＝CGデザイナーというイメージしかなかったんだけど、そのプリントを見て以来グラフィックデザイナーの仕事って想像していたものとは違うんだ、そういう仕事があるんだというのがなんとなくずっ

終わりのない創作彫刻家人見崇子の芸術観 聞き手:志賀真智子 (c)AyaChuman 2007年11月の土曜日。授業を終えた人見崇子先生は、1時間にわたるインタビューに快く答えてくださった。 先生とお話しするのは高校1年生の時に先生に彫刻の指導をしてもらって以来になるが、自身の芸術観や制作の姿勢を話していただくのはこれが初めてのことだ。 11月初旬の個展にも伺い、初めて先生の作家としての一面を見ることとなった。 Intervieweeの人見崇子さんは彫刻家として活動しており、木彫の作品を多く制作している。近年彼女の作品は徐々にしなやかさを帯びて「変化の時」を迎える様に思う。彼女は現在の自身の作品、芸術観についてどのように考えているのだろうか。 主題は植物 ――「大きなテーマは植物」と伺いましたが、なぜ植物をテーマに撰んだのですか? 目に付いた物が植物でしたね。やっぱり、