スキルも経験も積み重ねてきた人が抱きがちな悩みとして、「自分が意見を出すと毎回大きな反論なく通ってしまって不安になる」というのがある。 いわゆるリードができるレベルになると、他のメンバーより視野を広く持って色々なことに考慮した意見を出せるようになる。しかし実際には明確な答えは持っていなくて自信があるわけでもないこともある。 それなのに自分が言ったことがそのまま通ってしまう。発言すると、「たしかに」「そうですね」「いいと思います」みたいな雰囲気になって採用されていくのである。新しいサービスの設計方針の議論、コードレビューでのやりとり、チーム目標を決めるミーティング、さまざまなところでこういうことが起きる。 「本当にこれで大丈夫なのか」という不安も感じるし、「もしかしたら自分が発言することで他の人の意見をふさいでしまったり萎縮させてしまったりしてるんじゃないか」と心配になってくる。人によっては