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2016年5月5日のブックマーク (3件)

  • 加湿器殺菌剤で95人死亡。韓国で起きた「家の中のセウォル号」事件とは

    10年前、ある小児科の医師が、当時は医学的に解明されていなかった十数人の小児間質性肺疾患の患者たちに会った。患者たちはその後、急激に症状が悪化して死んだ。間質性肺疾患は、原因は不明だがさほど発生率は高くなく、急激に症状が悪化することも珍しい。しかし、ありえないというわけではない。目の前で起きたことを信じるのが医師の仕事だ。彼はこの患者の命を脅かす「怪質」を前に真剣に悩み、科学的にアプローチしようとした。 翌年春にも原因不明の怪現象が発生すると、彼は格的に戦いを始めた。しかし、呼吸器学において科学的に原因を究明する難しさは想像を絶する。人間は24時間休まず呼吸する。大気には、有害と考えられるすべてのものが混ざっている。死体焼却場、ゴミ埋立地、放射性物質処理場、肥料工場、黄砂、PM2.5、花粉、お香、芳香剤、殺虫剤、香水、ペット用品、水や薬、品、細菌、ウイルスなど、すべてが原因の可能性があ

    加湿器殺菌剤で95人死亡。韓国で起きた「家の中のセウォル号」事件とは
  • もうひとつの学芸員室-江戸の病気ランキング

    江戸時代になると、庶民でも薬を購入したり、医師に診察してもらうことが一般的となった。医療の普及にともない、病気に関する知識も広まっていった。当時の川柳には、「はやり風十七屋から引き初め(飛脚問屋から流行性感冒が感染が始まるの意味)」や、「温石で腹の燗する疝気痛み(疝気のために痛む腹を、温石<おんじゃく>という石で温めるの意味)」などと詠まれているが、人々はどのような病気かを理解できたのである。 写真の資料は、江戸時代の病気と薬を相撲の番付風にランキングしたものである。病名は向かって左側に記載されている。例えば、初編の病気の筆頭には、「大関 疱瘡(ほうそう)之宮守人神王」、二編の筆頭には「大関 胎毒(たいどく)天皇」というように、「疱瘡」や「胎毒」などの病名が人名風に記されている。リストに挙げられている病名を見ると、並び順の根拠は不明であるが、流行が拡大しやすく、重症になりがちだったり、長引

  • Dモーニング テロール教授の怪しい授業 第17話

    いつも「Dモーニング ウェブ版」をご利用頂きありがとうございます。 このたび「Dモーニング ウェブ版」は、2022年2月28日午後12時をもちまして、サービス終了いたしました。 これまでご愛顧いただきましたお客様には、厚く御礼を申し上げます。 また、「Dモーニング アプリ版」は引き続きご利用いただくことができますので、 サービスにつきましては、こちら(※講談社サイトへ遷移します。)をご覧ください。 【「ウェブ版」で有料会員登録をされていたお客様へ】 「ウェブ版」ご利用時のログイン情報(ご登録時に設定したメールアドレスとパスワード)を使って「アプリ版」にログインをすることで、 「ウェブ版」で有料会員登録期間中に配信された過去号(バックナンバー)をそのまま「アプリ版」へ引き継ぐことができます。 詳細につきましては、こちらをご覧ください。