歴史と想いをつなぐ、包む文化 荷物を持ち運んだり、収納に用いられる“風呂敷”と呼ばれる四角い布。和柄が古風であり、日本独特の風合いが魅力の風呂敷ですが、現代では“昔のもの”という印象が強かったり、包むのが難しいのでは?といった理由から風呂敷に触れる機会は少なくなっています。 今回はそんな風呂敷の真の魅力を探るべく、日本初の風呂敷専門店『むす美』のアートディレクター山田悦子さんに取材させていただきました。 風呂敷を包むのは難しい? 風呂敷で物を包んだり結んだりするのは、一見難しそうに見えますが、1日もあればすぐに習得ができるとのこと。包むときのポイントは、包むものにしっかりフィットさせ、結び目はふわっと仕上げることです。 “包む”という行為にに込められた意味 包むの“包”という漢字の形象文字は、お母さんのお腹に赤ちゃんが宿っている形がその元となっています。お母さんがお腹の中の赤ちゃんを大切に