脳出血、脳梗塞等の脳血管障害や交通事故による頭部外傷により、大脳の言語中枢が損傷を受け、「聴く」「話す」「読む」「書く」といった言語能力が障害されます。言いたいことばが言えない、言い間違いをする、他人の話すことばが理解できなくなる、などの症状が現れます。また、読んだり書いたりすることも困難になります。運動性失語症(ブローカー失語)、感覚性失語症(ウェルニッケ失語)など、様々なタイプがあります。主に成人の言語障害ですが、小児でも通常の言語発達をしている途中で脳障害を生じると、失語症になることがあります。