かつて、「ダッチワイフ」と呼ばれていたソフトビニール製のドール。来年で創業40周年を迎える「オリエント工業」は、2001年にシリコン一体型のドール「ラブドール」を誕生させてから、その道の第一線を走り続けています。2011年に臨床実習用患者ロボット「昭和花子2」で製作協力、2013年には、レディ・ガガのアルバムプロモーションから生まれた、本人の等身大ドールの製作を手がけ、技術力の高さと繊細さで世界でも注目を集めています。かつては、女性には馴染みが薄く敬遠されがちでしたが、今ではヴァニラ画廊の展示会などで評判を呼んでいます。 「オリエント工業」には主に骨格部分の組み付けを行う“第二工場”と、ボディ成型・ボディ仕上げ・頭部メイクを行っている“第一工場”があります。今回、「ラブドール」が仕上がり、誕生していく第一工場で、1体の「ラブドール」が出来上がるまでの経過を見学させていただきながら、各部署担