訴状によりますと、侑大さんは剣道部の部室内で全身を粘着テープで畳に貼り付けられ、身動きができない状態でわいせつな行為を受けました。その様子は動画で撮影され、SNSで複数の生徒に送信されていたといいます。 侑大さんの体を押さえたり、撮影したりした上級生4人のうち、3人は事実関係を認め、和解などが成立していますが、行為を主導したとされる上級生は争う姿勢を崩していません。 福岡地方裁判所では20日、この上級生が初めて法廷に立ち、意見を述べました。侑大さんへの行為は「いじめ」ではなく、生活態度を注意するための「おしおき」や「遊び」だったという主張です。 「おしおき」「おふざけ」■被告側弁護人 「侑大さんにいつもは口頭のみの注意だったのに、このとき、なぜ行為に及んだ?」 ■被告の上級生 「普段、言ってもニヤニヤするし、何回言っても聞かないから、おしやきしてやろうと思って始まった。いつものおふざけの感
