JINSEI STORIES 滞仏日記「希望から絶望へと向かう父ちゃんのもとに届いた一通の手紙」 Posted on 2020/10/06 辻 仁成 作家 パリ 某月某日、厚労省クラスター対策班で活躍した京都大学大学院医学研究科教授の西浦博教授(43)から、送っておいた拙著「なぜ、生きているのかと考えてみるのが今かもしれない」を読んだ感想と科学者としてどうコロナ禍と向きあうか、これからの日本についての考察など、ちょっと長い手紙が届いたので、ご本人の許可を頂き掲載します。 科学者の考えるコロナ禍と物書きが考えるコロナ禍の向き合い方の違いが出ていると思います。 科学の力はとっても必要です。しかし、科学以外にも必要なことがあります。西浦さんの視点はぼくに再び考える機会を与えてくれました。 絶望から希望を取り戻すために人間が今、考えることの意味、一緒に探ってみましょう。 辻仁成様 前略 この度は貴
9月14日午後、自民党総裁選で新総裁に選出された菅義偉官房長官(写真左)と安倍晋三首相(肩書は共に当時)。「安倍政権の継承」を掲げる菅首相は、前政権の“負の遺産”まで引き継ぐのか……。(写真:Getty Images) 日本学術会議の新会員候補6人が任命拒否された問題は、安倍晋三・前首相が退任直前に仕掛けた“時限爆弾”だったのではないか。そして菅首相は、そうと知りつつ、それが爆発するにまかせたのではないか。ことの経緯を見ていると、そう思えてならない。 誰が、いつ、6人を“落選”させたのか 10月9日に行われた朝日新聞、毎日新聞、時事通信3社によるグループインタビューで、菅首相は自身の関与について、次のように述べている。 「最終的に決裁を行ったのは9月28日。会員候補のリストを拝見したのはその直前」 さらに、「その時点では最終的に会員となった方がそのままリストになっていた」と明かし、105人
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く