『僕の小規模な失敗』で青年時代の鬱屈を、『うちの妻ってどうでしょう?』では家庭生活を生々しく綴ったエッセイマンガの巨頭・福満しげゆきさん。一方、永田カビさんは『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』で話題をさらった同ジャンルの新星だ。 自分の体験や内面を赤裸々に描く「私小説」ならぬ「私マンガ」の中でも、ひときわガチ度が高い二人が初顔合わせ! 「なぜ我々はみっともない自分をさらけ出してマンガを描くのか」をテーマに、酒を酌み交わしつつ本音で語り合ってもらった。前編では、エッセイマンガを描く理由、新連載に込めた思いが明らかに! (取材・文:野本由起) ■福満「永田さんは僕より捨て身です」 ──お二人は身を削ってエッセイマンガを描いていますよね。 永田 別名義でデビューしたときは、実はフィクションを描いていたんです。でも、鳴かず飛ばずで……。そんなときに、自分のことをできる限りあけすけに描いてみた
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