鵜飼正樹さんは社会学者。若いころ、旅回りの大衆演劇一座に入り込み「大衆演劇への旅 南條まさきの一年二カ月」(未來社/1994年)を書いた。南條まさきは鵜飼さんの芸名で、“京大の玉三郎”と呼ばれ、舞台で脚光を浴びた。中村とうよう氏はこの本が出たとき書評に、京大出身の一人の芸人を失ったというような少々アイロニカルな文を書いたと記憶する。芸人にはならず学者の道を進んだ鵜飼さんが次に書いたのは「見世物稼業 安田里美一代記」(新宿書房/2000年)。ごっくんと飲み込んだ金魚を口から出す、ガソリンを飲んで火を噴くなどの“人間ポンプ”芸人を取材した。そして目下調査が進めているのが「日本少女歌劇座」だ。鵜飼さんのアンテナがキャッチした少女歌劇は、またしても大衆芸能にして、巡業の一座だった。(塚村真美) いたいけな少女たちのブロマイドを入手 ――「日本少女歌劇座展」が奈良県大和郡山市の市立図書館が主催して開
「憲法十七条」については、CiNiiなどで検索すると、偏った視点で褒めまくるばかりで内容がない論文(というより、太子礼賛の形で自分の思いを連ねる文章)が多数ヒットします。そうした中で、文献に基づいてしっかりした検討を加えているのが、 山下洋平「七世紀の日本における中国思想の受容と『管子』-憲法十七条・時令思想・鍾匱の例を中心に-」 (『九州史学』172号、2016年3月) です。山下氏は古代東アジアにおける儒教思想、特に礼のあり方などについて研究している若手研究者です。 『論語』の文句を記した七・八世紀の木簡がいくつも出土していることが示すように、古代の日本では儒教の受容が進みつつありました。『論語』や『礼記』が説く「和」重視を冒頭に掲げる「憲法十七条」についても、儒教の影響が指摘されています。ただ、「憲法十七条」については、儒教と仏教以外に、法家や道家などの思想の影響も見られることが早く
タイトル ベトナム社会主義共和国における民族意識の変容 : チャンパの文化遺産保護を中心に 著者名 永井, 義美 著者別名 ナガイ, ヨシミ 学位授与大学 埼玉大学 取得学位 博士 (学術) 学位授与番号 甲第10号 学位授与年月日 2009-03-24
NPOニュースのタネは、今月21日に投開票が行われる参議院選挙について各党党首の発言や報道、ネット情報などについてファクトチェックを行っている。この中で日本維新の会の松井一郎代表の、「大阪では増税なしに教育の無償化を実現した」は、実際には大阪の複数の自治体で幼児教育の無償化は行われておらず、事実と異なる点が有ることがわかった。ファクトチェックの評価=レーティングは「不正確」とした。(立岩陽一郎) ファクトチェックの対象言説今回、ファクトチェックを行ったのは、日本維新の会の松井一郎代表の「大阪では増税なしに教育の無償化を実現した」とする諸々の発言。 「今、総理から教育無償化の財源として消費税を使うという話が有りましたが、8年前から実質教育無償化を大阪では実行してきています。徹底的な行財政改革で財源を生み出し、これはできるわけですから、今消費税を上げる必要が僕は無いと思います」(NHK日曜討論
日本学術会議の件、学者同士の議論のほうが地獄感があってもうどうしたもんか…。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く