【写真】その他の写真を見る 選考対象は、日本で活躍する映画監督(劇場公開作3本程度)。原則として前年に発表された作品がある監督。昨年の第1回は、『セノーテ』『鉱 ARAGANE』が世界各国で高い評価を受けるなど、次々に新たな作品を生み出している小田香監督が受賞した。 当初予定していた授賞式に代えて、3月20日(土・祝)に、「第2回大島渚賞記念イベント」の開催も決定。審査員を務めた黒沢清氏、荒木啓子が登壇し、審査員の思いを伝える。また、特別ゲストとして大島監督夫人であり女優の小山明子氏を迎え、大島映画の魅力について語り合う。審査員長である坂本龍一と黒沢監督が、ともに“ベストワン”と激賞する『日本春歌考』の特別上映も行う。 【審査員長・坂本龍一】 もし大島渚賞などという形で大島渚が権威になるのだったら、それこそ大島渚が最も嫌ったことだろう。だから大島渚に迎合するのは絶対にだめなのだ。そうではな