初めて茨城県牛久市にある東日本入国管理センターを訪れたのは、桜が満開の季節だった。門をくぐると、見事な桜並木が建物の入り口まで続いている。「きれいですよね。でもこの桜、収容されている人たちは見られないんですよ」と、弁護士の駒井知会さんがもどかしそうに語っていた。 定員700名のこの施設には、コロナ禍でもなお、多くの外国人が収容されている。殆どの人々は送還に応じているものの、一部の帰れない事情を抱えている人々が、先行きの見えない生活を施設内で送っている。帰国すれば迫害を受けるかもしれない、日本に家族がいる、生活の基盤がすべて日本にあるなど、帰ることができない事情は様々だ。 東日本入国管理センターへはまず、上野駅から牛久駅まで約1時間電車に揺られ、そこからさらにバスを30分ほど乗り継いでようやくたどり着く。近隣に暮らしている人々を除いては、たどり着くのも一苦労の場所だ。面会に向かう家族たちにと
#日本の左翼はウイグル人難民化を推進する鬼畜です に書き込んでる連中、ウイグル問題を憂慮するポーズは維持しつつ難民を受け入れない政府方針は擁護したいから、被迫害民族の難民受け入れは迫害に手を貸すだけという超理論を編み出して済ませることにしたのかよ。さすがに引くレベルのクズだな。
当初の目論見では、この稿を前回で完結するつもりだったのに、そうはならなかった。何事も思惑通りにはいかないものだ。人生みたいに。 と、そういう事情なので、この最終章はどちらかというと、これまでの書きこぼしを拾った余録めいたものになろう。 で(註)、この場面から。 (註・この「で」は、文章接続に頻繁に使われる中勘助特有の語法。) 「仕事いよいよ調子よい。『愛』 と昨日ことづけた原稿できめた。私が若い人の愛をこれほどみづみづと描いたのを人は不思議がるかも知れない。私の気もちに若い時からもえつづけたものが、大にそれに役立つたわけだ。しかし、それは今はしづかにほんの名残りの花の香のやうに胸に漂つてゐるのみだ。それが却つてたのしく、快い」(S26、10、28、66歳) これはこの年9月に、中勘助夫妻を山荘に迎えてのち、一ヶ月ばかり経っての野上彌生子日記の記述である。 「いよいよ調子よい」仕事とは、連載
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