漫画家の吉野朔実さんが4月20日に亡くなったと本の雑誌社がWebサイトで発表した。57歳だった。死因の詳細は明らかにしておらず、「ご病気のため」としている。 吉野さんは1959年生まれ。80年に「ぶ~け」でデビューし、「少年は荒野をめざす」「ジュリエットの卵」などの代表作を生み出した。 月刊誌「本の雑誌」でエッセイ「吉野朔実劇場」を連載中だった。5月10日発売の6月号の目次にも名前と見出しが掲載されている。執筆だけでなく、萩尾望都さんが「ポーの一族」新作を告知した「月刊フラワーズ」6月号では読み切りの漫画短編を発表し、インタビューにも応えていた。 関連記事 エドガーとアランが40年ぶりに新作で 萩尾望都「ポーの一族」復活 アラン・トワイライトにまた会える日が来るとは。 萩尾望都「SF原画展」、9日から 「11人いる!」「スター・レッド」など生原稿250点以上 漫画家・萩尾望都さんの生原稿2