佐村河内守が出演するドキュメンタリー映画『FAKE』の公開初日舞台挨拶が、ユーロスペース(東京・渋谷)で6月4日に開催され、監督の森達也が登壇した。本作は、オウム真理教(現アーレフ)の実態に迫るドキュメンタリー映画『A』と、その続編『A2』を手掛けた森達也15年ぶりの監督作。2013年、“ゴーストライター騒動”を起こした佐村河内守の素顔と騒動後の模様を描き出す。 舞台挨拶に登壇した森達也は「もう映画は撮れないと思っていた。映画館に戻って来れたことが一番嬉しいです」と挨拶。「ポレポレ東中野で『A』『A2』を公開した時、初日はそこそこ(客が)入っていましたが、その後は盛況とは言い難い状況だった。初日後も映画館へ通って劇場内を覗くわけですが、その帰り道の新宿駅に爆弾を仕掛けたい気持ちになりました(笑)。10分移動するだけでものすごいものが観られるのに、なんで観に来てくれないんだろうと。なので、今