リオデジャネイロ五輪の閉会式で2020年五輪を開催する東京に引き継がれた五輪旗が24日、日本選手団の本隊と共に羽田空港に到着した。「先頭に立って参りたい」と誇らしげに五輪旗を披露した小池百合子東京都知事(64)に対し、都議会自民党の議員団はわざわざ出迎えに来た上で知事を無視。先行きが思いやられるパフォーマンス合戦が展開された。 ファンファーレが流れる中、小池知事はタラップの最上段で五輪旗を大きく振りかざした。 「五十数年の時を経て東京にフラッグを持ち帰れてうれしい。素晴らしい大会になるよう、この旗を象徴として、先頭に立って機運を盛り上げたい」 羽田空港で行われた歓迎式には約800人が出席。小池知事は大雨となった閉会式に出席した後で鼻声ながら、最初の大仕事をやり遂げた充実感をにじませた。 そんな知事に冷たい視線を送っていたのが自民都議団。川井重勇都議会議長(68)は、前を素通りして山下泰裕副