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2016年7月22日のブックマーク (2件)

  • 1614夜 『苔とあるく』 田中美穂 − 松岡正剛の千夜千冊

    苔とあるく 田中美穂 WAVE出版 2007 編集:飛田淳子 写真/伊沢正名 協力/西村直樹 装幀:松田行正・日向麻利子・相馬敬徳 装画/浅生ハルミン 「私は屋根裏の借部屋で啞であっても、また一の苔であっても差支えないような日々を送っている」。「私は枯れかかった貧乏な苔です」。 こんなことを書ける少女は、かつて一人しかいなかった。小野町子こと尾崎翠だ。小野町子を主人公に仕立てた『第七官界彷徨』(岩波文庫)では、町子の兄に「みろ、人類が昼寝のさめぎわなどに、ふっと蘚の心に還ることがあるだろう」といったセリフも吐かせている。この兄は「じめじめした沼地に張りついたような、身うごきならないような、妙な心理だ。あれなんか蘚の性情がこんにちまで人類に遺伝されている証左でなくて何だ!」とも言う。 尾崎翠の実際の三兄が東京帝大の農学科で肥料研究をしていたのである。翠は鳥取県の岩井(現在の岩美町)の生まれ

    1614夜 『苔とあるく』 田中美穂 − 松岡正剛の千夜千冊
    hikabu
    hikabu 2016/07/22
  • [PY] フォトヨドバシ "RANGEFINDER" | ライカデビュー日記 vol.07

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    hikabu 2016/07/22