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2010年12月21日のブックマーク (2件)

  • 「ハンナ・アーレントとポスト・ハーバーマス的公共論」権 安理

    ソシオサイエンス    年3月 論 文   ハンナ・アーレントとポスト・ハーバーマス的公共論 ―― 社会学におけるアーレント公共空間論の受容をめぐって ――   権   安 理* の論が積極的に取り入れられたものであるª。 はじめに  近年,ハンナ・アーレントの思想への関心が 高まっている。 「アーレント・ルネサンス」 とい う言葉に端的に示されるように,かつてアーレ ントが読まれた文脈―― 年代後半の学生運動 年 代以 だが近年,とりわけ阪神淡路大震災以降,地域 やコミュニティにおける市民活動が注目される 渦中で,ハーバーマスの公共性・公共圏論のみ ならず,アーレントの公共空間論が注目される ようになってきた。ただし言うまでもなく, アーレントの公共空間論は,研究書が出版され た時期も,それがモデルとした対象も,ハー バーマスの公共圏論に歴史的に先行している。 アーレン

  • 『公共性の問題を考』える—齋藤純一「公共性」を手がかりに』

    『公共性の問題を考える—齋藤純一「公共性」を手がかりに』 西洋史3回 大村陽一 はじめに ・     「公共性」というテーマの書での取り上げ方 「公共性」の問題の所在―「公共的空間」をハンナ・アーレントは「自由」と「排除への抵抗」とする。 「公共的空間」のない状態―公共性が失われた生「私的」⇒「奪われている」=他者の存在の喪失を意味する。 ユダヤ人という集合的表象⇒「場所なきき者」―公共的空間から「場所」を奪われた人々 ・     「公共性」という言葉の用語解説としての主要な意味合い 1.      国家に関係する公的なものという意味―official 国家の法、政策。 2.      特定の誰かではなく、すべての人々に関係する共通のもの―common 共通の利益、財産、規範、関心事 3.      誰に対しても開かれているという意味―open 誰もがアクセス可能な空間(公園)、情報(情