[SPIEL’16]ペンギンをはじいて魚をゲットせよ! そこはかとない戦略性が魅力のアクションボードゲーム「ICECOOL」を遊んでみた ライター:徳岡正肇 ドイツゲーム賞に「子供ゲーム部門」があることからも分かるように,SPIELにおいて,子供向けゲームは大きな存在感のあるジャンルといえる。こうしたタイトルは,基本的に小さな子供が親と一緒に遊ぶことを前提として作られていて,「それほどボードゲームに詳しいというわけではない親」と「人生で初めてボードゲームに触れる子」という,なかなかハードルの高いグループを狙った作品といえる。 そんな中,指先の器用さが活きる,ちょっと変わった子供向けゲーム「ICECOOL」があったので紹介しよう。また本作のルール構成は,子供向けゲームというものを考えるとき非常に参考になるものだったので,その点についても論及してみたい。 「ICECOOL」公式サイト(ドイツ語