アポロ11号の乗組員が月の裏側で目撃したように、月面は「ダイダロス」のようなクレーターで覆われている/NASA (CNN) 小惑星「2024 YR4」は見えない位置に飛び去ったものの、依然として科学者の頭から離れていない。 「2024 YR4」はビルほどの大きさの天体で、当初は地球に衝突する可能性があると見られていた。現在は、太陽周回軌道上の望遠鏡では観測不可能な位置を移動中だ。しかし、YR4が再び見える位置に戻ってくるのを科学者が待つ間、その軌道は修正され、今度は月に衝突する可能性に注目が集まっている。 2024年末に発見されたYR4は当初、32年12月22日までに地球と衝突する恐れがあると見られていた。衝突の確率は観測のたびに変化し、今年2月にはピークとなる3.1%を記録。観測史上最も危険な小惑星になった。 天文学者が YR4のサイズや軌道を絞り込むうえで重要な役割を果たしたのが、地上
