約80万個の銀河を収録したこの宇宙マップは、天球の0.54平方度(満月2.7個分の面積)をカバーする──。 遠く深い宇宙を自分の目でじっくり見てみたい――そんな願いを叶える絶好のチャンスがやってきた。ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)が観測した膨大な宇宙データが一般公開されたのだ。なかでも注目は、約80万個もの銀河を収めたインタラクティブな宇宙マップ。ウェブブラウザ上で、様々なフィルターを使い分けながら、自宅にいながら宇宙空間を自由自在に巡ることができる。 このデータは、カリフォルニア工科大学(Caltech)の「Cosmic Evolution Survey(COSMOS)」プロジェクトによって6月5日から開始された。マップが描き出す範囲は天球上の0.54平方度で、これは今月見える満月(ストロベリームーン)を横に3つ並べたほどの広さに相当する。データの総容量は約1.5TBに達する
