情弱 -- この情報社会にあって、なんとせつない呼び名だろう。本連載ではリレー形式で何人かの執筆者に、恥をしのんで自身の情弱ぶりを披露してもらい、同じ悩みでひそかにこまっているネットユーザの助けになってもらおうという、たいへんう自虐的な試みのコーナーである。 もっとも情弱パーソンだからこそ、できなかったことができるようになったときのオドロキとヨロコビは大きい。「おおっ、こんなに楽しい世界があったのか!」と一気に視界がひらけてゆく感じはなんとも心地よいものである。情弱な方はこの連載で悩みと解決策を分かち合い、そうでない方は情弱のあわてふためきぶりに「あーあ、まったく」と苦笑していただければ幸いである。 さて、第1回からしばらくは、小誌のビジネス英語コラムなどでもおなじみの本多義則氏に、Apple TV設定にまつわる情弱ぶりを発揮していただこうと思う。 *** 先日アップルストア銀座でAppl