前回のエントリーから続きます。 なんで私が「小説原作」「脚本原作」を書かないのか、そしてなにより「シナリオ原作」に対するマンガ家の改変に寛容なのか。それは、原作付きマンガを描くマンガ家が陥りやすい「失敗」を避けるため、です。 その「失敗」とは―― iharadaisuke.hatenablog.com <前回のエントリーはコチラ> 1・マンガとは「絵」のメディアである マンガは、「文字」と「絵」で構成されています。しかしどうしても「絵」に重点が置かれるもの。 よく外国人が日本のマンガを読むとき、こう言いますよね。 「日本語はわからないけど、絵を見りゃだいたいストーリーを追える」 マンガは「文字」と「絵」で構成されたメディアですが、「絵」が語る情報量は非常に多く、「文字」はそれを補完するものに過ぎません。 まずはその点を皆さんに確認してもらいます。 1-1:怒りの表現をマンガと小説で比べてみ
情報通信事業を手がける出版ITベンチャーのグレイプスが、インディーズデジタル作品の出版サービス「モチコミ」を2015年11月5日(木)よりスタートさせた。 「モチコミ」とは、ネットで個人出版をしている作家や、ロコアイドル、地下アイドル、読者モデルなどを対象に、ネット上で出版申込みから書店での販売までを支援するサービスサイト。ミニ写真集であれば2万5,000円から、小説などであれば3万2,000円から出版が可能となる。出版作品は、各タイトルにISBNコード(固有の書籍出版物を発行形態別、1書名ごとに識別するコード)を付け、東京・渋谷の大盛堂書店2階の“聖地書店”に並べられる。 開始時は、超低価格・小部数の自費出版でスタートするが、読者の共感を得ることができれば、増刷のチャンスも。10部単位から増刷をおこない、その費用はグレイプスが出版社として負担。無名の新人でもベストセラーを狙える試みとなっ
アマゾンのプライム会員サービスに、"Prime Music"が追加されました。 映画やTVドラマ、アニメなどが見れるプライムビデオに続いてのサービス開始です。 これが、マンガに展開した場合、どのような影響を与えるか考えてみます。 Prime Musicとは、amazonPrime会員(年会費3900円/月額325円)であれば、国内外のアーティストによる100万曲以上の楽曲を楽しめるというものです。先行するapple musicやAWAとの大きな違いは、同様な動画版サービス、amazonプライムビデオなども、同じ年会費の中で利用できるという点です。 つまり、Primeという一つのサービスで、AWA(定額音楽聞き放題月額1080円)同様の音楽聞き放題と、Netflix(定額動画見放題月額650円~)同様の動画見放題という2つサービスに一度に入ることが出来、総額も安いというかなり破壊力のあるサー
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く