三木、ランバーが破産 サンマや秋サケ不漁続く 事業継続断念 町内に衝撃 住田 住田町から多額の融資を受けていた世田米の三陸木材高次加工協同組合(三木)と協同組合さんりくランバー(ランバー)が、資金繰りの厳しさなどを背景に事業継続を断念。7月31日付で盛岡地方裁判所一関支部に破産を申請し、8月14日付で破産手続き開始決定を受けた。 町が掲げる「森林・林業日本一のまちづくり」の〝中核〟として設立され、多額の公的融資を受けて再建を進めていた両事業体の破産は、町内に大きな衝撃を与えた。 両事業体の破産申請後、ランバーはけせんプレカット事業協同組合の製材工場、三木は集成材工場として稼働しており、両事業体から受け入れた43人の従業員は再びそれぞれの工場で働いている。 雇用と事業の継続が確保された一方、両事業体に対する総額13億円超の町の債権がどうなるかは不透明。債権回収に向け、町は両事業体の連帯保証人