前編:なぜ今「福岡移住」がこんなに盛り上がるのか 須賀さんは福岡という街の特徴を、人と人がつながる「ちょうどいい大きさのコミュニティ」と表現する。 「東京は大きすぎてコミュニティが分散します。そのため活動が匿名的になりやすいんです。いくら頑張っても、その人の名前が表に出ることが少ない。結果、それが無責任にもつながるのかな、と。だから東京のために何かやろう、と思って生きている人は、そんなに多くないと思います。 それが福岡のコミュニティ規模だと、一人ひとりの責任が見えやすいから、『街をよくしていこう』というマインドが育つんだと思います」 東京時代と現在では、働き方も大きく変化したという。 都心から離れるほど「コワーキング」が際立つ 「東京ではハイコストの中でビジネスをしているので、コストを稼ぐだけの売り上げ・利益を生むためには物量も多くこなさなければならない。どうしても長時間労働になりがちで、