ある意味では「学歴社会」のほうがまだフェアだったかもしれない。未知のビジネスを発想し、形にするためには、圧倒的な「地頭の良さ」が必要となってくる。それは努力ではどうにもならない──。 21歳をグーグルがスカウト 米国のフロリダ州のマイアミにある高校を卒業したマイケル・セイマンは、ゲームアプリの開発が認められて弱冠17歳で米フェイスブックにインターンとして採用された。同社のインターンには月収約60万円の給与が支払われる。インターンになるだけでも狭き門だが、セイマン氏は18歳でエンジニアとして正社員となった。 そして、それからわずか3年後、彼はなんとグーグルに移籍。21歳にして音声対話型のAI(人工知能)「アシスタント」担当の製品マネジャーに就任したのである。 セイマン氏は世界最先端のIT企業「GAFA」が求める人材を象徴している。 GAFAとはIT分野の先端企業であるグーグル、アップル、フェ