2016.03.22 Tue シリア3分割案? SYNODOSが選ぶ「日本語で読む世界のメディア」(東京外国語大学) ロシアと西欧諸国はシリアが将来連邦国家となる可能性について議論している。連邦国家計画が国連のシリア特使に提示される一方、ロシア政府がボスニア・ヘルツェゴヴィナ同様のモデルを想定していると報じられた。 シリア内戦の解決のため国連の支援のもと実現した和平協議に参加した世界有力国は、シリアを「地理的一体性を守りつつ地方政府に幅広い自治を認めた連邦国家」とすることを議論している。シリアで2週間前に宣言された「停戦」が続く一方、今月ジュネーヴで行われる和平協議は継続される予定だ。ジュネーヴで永続的な平和モデルが模索されるなか、初めてロシアのセルゲイ・リャブコフ副外相がシリアが将来連邦国家となる可能性があると口にした。リャブコフ副外相は2月末に行った発表では「シリアの将来の秩序について
2016.03.22 Tue 西洋における若者たちの眠りと急進派、ポピュリズムの台頭 SYNODOSが選ぶ「日本語で読む世界のメディア」 西洋及び世界でもっとも進んでいる国々における若者たちの危機的な状況が長く続いている。かつてこれらの国では、若者たちが社会を生命力で満たしていた。この活気は、前の世紀の60年代および70年代の初めに頂点に達した。左派の思想家の中には、カール・マルクスとその陣営の思想において労働者階級が担うとされた役割を学生たちが果たす可能性を思い描く者がいたほどである。 しかしながらこの活気はこの数十年の間に後退し始めた。その理由の最たるものは、新自由主義が起こした、西洋の生活様式における変化である。市場が思想に取って代わった。数字、経済的、財政的計算が多様な権威をおびて、理論、イデオロギーを圧倒したのだ。 西洋では、思想と哲学の泉が涸れた。若者たちの魂は萎えた。若者たち
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く